悪魔の涙
挿絵は前のほうが好みでした。
『クジラがクジラになったわけ』著:テッド・ヒューズ、訳:河野一郎
を、やっと手に入れる事が出来たので、早速読み返してみました。…記憶以上に黒かったです。
神様が動物を作った際、まだ何になるか決まってなく、ライオンになりたい奴はライオンらしく頑張って振舞い続けるとライオンになれる、という様な世界。しかし、皆が皆自分が望んで今の姿になったという訳ではなく…という話。「~の始まり」という割とありがちな童話の筈なのに、出てくる単語が酷い。
「フクロウはくちばしについた血をふきながら」「もう生きていく事に、すっかりうんざりしていたのです。」「ただもう、死にたい一心だったからです。」「ほっときゃ良いですよ。そのうち死んじゃいますから。」「そそのかされてやったことのおそろしさにまだふるえながら」「あなたのためなら、ぼくたちは何でもしますから」「すうはい者」「みんなであざけり、笑うのです」「狂った目つき」「せっかく自分自身になってみようと思ったのに、みんなの笑いものになってしまったのです」
なりたい動物があり、それに向かって努力してるのに、結局自分の限界に気付き現状に妥協もしくは満足してしまう話とか、無間ループな事になってる話とかが多いです。
ミツバチの話の悪魔は相変わらず好きですよ。
『クジラがクジラになったわけ』著:テッド・ヒューズ、訳:河野一郎
を、やっと手に入れる事が出来たので、早速読み返してみました。…記憶以上に黒かったです。
神様が動物を作った際、まだ何になるか決まってなく、ライオンになりたい奴はライオンらしく頑張って振舞い続けるとライオンになれる、という様な世界。しかし、皆が皆自分が望んで今の姿になったという訳ではなく…という話。「~の始まり」という割とありがちな童話の筈なのに、出てくる単語が酷い。
「フクロウはくちばしについた血をふきながら」「もう生きていく事に、すっかりうんざりしていたのです。」「ただもう、死にたい一心だったからです。」「ほっときゃ良いですよ。そのうち死んじゃいますから。」「そそのかされてやったことのおそろしさにまだふるえながら」「あなたのためなら、ぼくたちは何でもしますから」「すうはい者」「みんなであざけり、笑うのです」「狂った目つき」「せっかく自分自身になってみようと思ったのに、みんなの笑いものになってしまったのです」
なりたい動物があり、それに向かって努力してるのに、結局自分の限界に気付き現状に妥協もしくは満足してしまう話とか、無間ループな事になってる話とかが多いです。
ミツバチの話の悪魔は相変わらず好きですよ。
# by k1069 | 2006-05-16 08:38 | 日常